静岡県立美術館が所蔵展示するブロンズ像「波」の贋作問題に関する
住民監査請求
2021/7/7更新
2021/7/7
2021年7月6日、静岡県立美術館が所蔵展示するブロンズ像「波」の贋作問題に関連し、静岡県監査委員に住民監査請求を申し立てました。
- 1992年、静岡県立美術館はカミーユ・クローデル作のブロンズ像「波」を購入し、現在まで所蔵展示しています。しかし、1体しか存在しない真作はフランスのロダン美術館に所蔵されているため、県美に「波」があることを知った美術史家の森耕治氏(京都市在住)は、2021年5月20日に実際に県美を訪れて「波」を鑑定し、贋作であるとの判断に至りました。そして、県美に対する働きかけを求めて当職に連絡をくれました。
- 森氏がFacebookで県美の「波」が贋作である旨公表すると、5月26日に県文化政策課課長から「調査する」と森氏に電話がありました。しかし、その後は連絡はなく、森氏から電話しても課長は電話口に出ません。
- 県が調査に動かないため、2021年7月6日に静岡県民2名が請求者、当職が請求者ら代理人となって、「波」が贋作であることの確定鑑定と有責者に対する民事責任を追及して県の蒙った損害の補填に必要な措置を講じるよう求める住民監査請求を申し立てました。(監査請求書はこちらです)
- 住民監査請求に先立ち、当職や森氏は、静岡県に対して公文書開示請求を行って売買関連書類等の開示を求めましたが、何れも開示されませんでした。県美の「波」について、購入の詳しい経緯や贋作であることの裏付け、県美の隠蔽行為等について情報をお持ちの方は是非ご提供下さい。
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