2004.6.11 UP
■ 宛名書き商法の株式会社リオール及び代表取締役片山省三に損害賠償判決(2004年4月27日)
(1)
 静岡県内の主婦A子さん(61才)は2003年10月に、株式会社リオール(東京都新宿区西新宿1丁目26番2号野村ビル32階 03-5705-4600[代表])から青汁及びにんにく卵黄の販売加盟チェーン店、販促の為のダイレクトメールの宛名書きの仕事募集のダイレクトメールが自分宛に突然郵送されてきたことから、宛名書きの仕事に興味を覚え、株式会社リオール宛に架電した。
 A子さんが架電したところ、代表取締役の片山省三に説明会への参加を執拗に勧誘された為、A子さんは説明会会場に赴いた。
(2)  A子さんが説明会に行くと代表取締役の片山省三がおり、A子さんに対し「B販社特販長」と称する契約の勧誘をし、申込金を支払って「B販社特販長」になれば、傘下の募集人員から1名につき規定の金員が支給されること、既に傘下の人員は6名程決定しており、今後も株式会社リオールが説明会を開くのであなたは傘下の人員を勧誘する必要はなく、「B販社特販長」の契約を結び、月々宛名書きをするだけで高収入が得られること等虚偽の事実を申し向け欺罔し、A子さんは申込金として金115万円支払った
2  2004年1月7日に当弁護士が株式会社リオール及び片山省三を被告として、静岡地方裁判所沼津支部に民事提訴〔平成16年(ワ)第11号〕したところ、2004年4月23日の口頭弁論期日に被告らは出頭せず答弁書等も提出されなかった為、2004年4月27日に裁判所は慰藉料と弁護士費用を含む総額138万円の損害賠償の支払いを命ずる判決を下した。
3  2004年6月11日、株式会社リオールの代表取締役片山省三が6月4日横浜旭署に逮捕されていたことが判明(東京新聞 2004年6月5日報道)
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