2007年1月26日UP
2007/1/26 潟Iーティーオーとグループ会社に全面勝訴(東京地裁民事7部合議係 2006.2.27判決言渡、確定)、その後信販会社が残債放棄で全面解決(2007.1.26UP)
1、北は北海道から南は山口県まで、若い主婦や元大学生など女性9名が原告となり、2003年10月27日東京地裁民事7部合議係に潟Iーティーオー(東京地豊島区東池袋3−1−1)やその関連会社である潟Cーストビジョン(住所は同上)、潟lクストリンク(住所は同上)、潟xッツ(東京都豊島区東池袋4−6−10)などを被告として提訴していた集団訴訟で同裁判所は、2006年2月27日原告側全面勝訴の判決を言渡した。

2、原告ら9名は何れも「オーティーオーの教材を購入して検定試験に合格すれば、簡単に高収入が得られる在宅ワークを斡旋します」等と虚偽の事実を申し向けられ、教材等の売買契約とOTOネット入会契約を締結させられたと提訴していたものです。

3(1)判決は、勧誘担当者の旧訪問販売法違反、特商法違反のレベルで不実告知、概要書面不交付、断定的判断の提供の違法性を認め、不法行為に該当するとして上記4社の使用者責任を認めた。
 (2)原告2人が被告オーティーオーから受取った委託料は委託業務を行ったことに対する対価であって、販売担当者の不法行為によって締結された売買契約により得た利益ではないから、損益相殺の対象とはならないと判示した。

4、オーティーオー側からの控訴がなく、判決は確定した。
  2006年4月下旬にオーティーオー、ネクストリンク、イーストビジョンから支払があったが、ベッツは自己破産申立をし、同社からの回収はできなかった。

5、その後、信販3社と交渉をし、2社とは早くに残債放棄で話がつき、最後に残った信販から2006年12月残債放棄の和解を得てやっと全面解決に至った。

6、相談を受けてから全面解決までに約4年かかりました。9人の原告でしたが、証拠調では山口県、兵庫県、千葉県の原告が出廷し、証言しました。その証言準備のため、静岡市の私の事務所に打ち合わせに来て頂くなどの苦労をして頂きました。交渉を私に依頼していた方が別に7名位いましたが、提訴の段階でその方々は断念しました。

  全面勝訴という成果を上げることができ、安堵しております。
  闘わなければ道は開けないの教訓がここでも生きました。

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