| ■広告押しつけ商法に注意を！ ─きっかけは、書道などの展覧会─ |
０３年５月２７、２８、２９日と立て続けに、３人の方から広告業者の広告押しつけ商法の被害相談を受任しました。いずれもきっかけは、趣味で学んでいる人たちが書道や絵画の展覧会に出展したところ、広告業者があなたの作品は素晴らしいので、大手新聞等に掲載したいと勧誘してきたことが発端です。このうちお二人は通信教育の発表会に出展した後、勧誘されています。その後大手紙の１面を使った全面広告に、相談者の分を含め、書、絵、写真など２０点の作品が掲載されました。
問題はその後です。次から次へと東京、大阪、福岡、大分、沖縄の広告業者が「ウチの広告にも出してくれ」と電話の嵐です。最初の相談者（静岡市）は、相手の判明している業者だけでも３０社、相手の住所、氏名が特定できない業者が９社あり、被害総額は約６６０万円です。2人目の相談者（静岡市）は実被害額は2社で約５０万円ですが、現在も3社からも広告代を執拗に請求されています。3人目の相談者（岩手県）は、約20社ありました。
新手の広告押しつけ商法で、私は泣き寝入りしている人たちが多いのではと思い、HPで取り上げました。業者は、かって名刺広告商法で私が裁判などで相手をした馴染みの業者もいます。九州、沖縄の業者も登場するところが、不景気の世相を反映しております。油断も隙も見せられない厭な社会病理が進行しています。
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